落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2021年1月28日木曜日

【 落語の雑則 17】 忘れたものは無かったもの

 

川面を落ち葉が流れ行く


同じように

落語の言葉は

次々と流れてくる


お客は次への期待で

話を聴く


過ぎた話に囚われて

思い出している暇は無い


間違えようが

忘れようが


過ぎれば

無かったことと同じ


囚われない

気にしない

只只只只

先を考えるだけ


落語は科学では無い

どこかが破綻しても

どこかが楽しければ

それが正解


不完全でいい

不完全だからこそ

明日への伸びがある


不完全だけど

なんだか楽しい


そんな落語を追求したい


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