落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2021年1月21日木曜日

【 落語の雑則 10】 主人公から話に入る


例外は多い

けれど

最初の発話は

主人公にしたい


それは

この話はこの人物の話だと

知らせるため


落語は短時間の勝負

その落語が誰の話なのかを

最初に示す事が有効


客は最初に見た人物から

人間関係を見ていく

だから

真ん中に来る人物を

最初に示す


そうならない話でも

主人公の話題から始める


「明烏」では最初の発話は父親だが

その内容は全て主人公の話である


分かりやすく

話に入りやすい落語


そのためには

主人公を明確にし

主人公との絡みで進行していく


そんな落語を追求したい



0 件のコメント:

コメントを投稿