落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2010年9月23日木曜日

二番煎じ2

腹掛けに股引(ももひき)

刺子の長半纏

そろばん玉の三尺(半纏帯
豆絞り手ぬぐい
弓張

金棒


「えー
またあいつあね
なりが
よござんすよ
なりが
ねー
 

腹掛けに股引(ももひき)でございあすよ

刺し子の長半纏を着てね

そろばん玉の三尺を締めて

首っところに豆絞り手ぬぐい結んで

え 
左の方の手に弓張
をこう持って

こっちのほうの手でもって
金棒
こういう具合に
チャリーンと
こう突いて歩いてるんで
えー 
そうするってえとねぇ
ま女なんざ
みんな心配してくれてぇ

「おや 
火のまわりじゃないか
ご苦労さんだねえ
こっちへ来て 
一服しなんしなあ」
なんてんでねえ

あっちからも 
こっちからも
まキセルの雨が
降るよおだ」

形が見えてくると
さらに楽しくなります

たしかに
こいつぁ目立つけど
刺し子の長半纏と言っただけじゃ
解らないよん




「背中にゃ
龍とか雷神とかが
ぎぃーっと
睨んで
いるような

派手ぇな 刺し子の長半纏を着てねぇ」

てぇ
ぐらいに
言ってみるかなぁ





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