「紙兎ロペ」というアニメがある
以前、原作者が一人で作っていた頃の作品に傑作が多い
中でロペ君やハイエナ君が驚く場面から多くを学ばせていただいた
それはなにより驚きを伝えるには時間がかかるということ
そして驚きのあとに戸惑いの時間を作るといつこと
これらを一連の動きで表現する
そもそもペーパークラフトの人形が動くという設定のアニメーションであるから
表情の変化は乏しい
そこで動きで感情を表現するのである
驚きは大きな動きで表現している
ことに頭が大きく動く
これを高座に応用すると
驚く時は視線を一度落としてからゆっくり上げていくことで時間を作り
その後の吐息に戸惑いを表す
遠くのお客から
たとえ表情がみえなくても
言葉と動きと息遣いで
驚きがしっかり伝わる
そんな落語を追究したい
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