「忠臣蔵」なんですが。
このテーマの作品は、
いままでほぼ、
映画70本、テレビ30本
あるらしいですね。
もちろん、
いくつかしか見ていませんけどね。
そのなかで、この場面といえば、
それは、
昭和36年公開の
東映「赤穂浪士」の名場面。
片岡千恵蔵の大石内蔵助が
大河内傳次郎の
九條家用人立花左近と対面する。
「そのほう、何故に九條家用人立花左近と偽るか。」
「なにを申す、拙者は九條家用人立花左近、そのほうこそ何故に立花左近と偽る。」
「真の立花左近であらば目録を持参いたしておろう、拝見いたしたい。」
襖の奥には刀のつばに手を掛けた義士の面々が固唾をのむ。
「篤とご覧あれ。」
これが白紙。ふと、目を遣ると、目録の箱の蓋には赤穂の紋。
(ここです、ここ。)
一瞬で全てを悟った立花左近、
「失礼つかまつった、いかにも、拙者こそ偽りの立花左近」
襖の奥では一同涙。
翌朝「このようなもの、もはや拙者には無用のもの」と通行手形を置いて行く。
これ、落語にならないかしらねぇ。
0 件のコメント:
コメントを投稿