落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2012年2月19日日曜日

熱いコーヒーに焼酎


男には望ましい男の姿がある。

西欧では騎士、アメリカではカウボーイ、マサイ族では戦士、そして日本では侍である。

しかし、これらはいずれも支配者ではなく従者である。なぜ、王様や牧場主や酋長や殿様ではないのか。

男の理想とは自らの満足ではなく、何者かの満足を得る事ということか。

「お馬先で討ち死に」、殿様の目の前で敵に切られる、これこそが武士の最も誇らしい事だとされていた。

そんな武士が「岸柳島」には出てくる。


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