落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2012年3月12日月曜日

炭酸水って言いやすい


「そば清」を稽古していて思うのだが、これって笑えるのかなと、いや、そもそも「滑稽話は滑稽なのか」ということで。テレビに溢れている「お笑い」や若手芸人達のバラエティに湧き上がる笑いは明らかに滑稽だから笑っているのだけれど。「滑稽話は滑稽なのかな」と考えてしまう。

場内のお客様にチケット番号で景品が当たるくじ引きをする。
番号札の入った箱から芸人が1枚引いて、読み上げる、
「Cブロック、カザフスタン」
「ワールドカップか」

そこにある笑いには「展開の意外性」がある。

落語にも「展開の意外性」はあるのだろうか。
いや、おそらく、何度も同じ話を聞いているお客様に落語は「展開の意外性」を持たないだろう。

それ以外の滑稽の要素を捉まえないと滑稽な話にならないわけだが。つまり、ギャグ以外で落語は勝負するというわけだが。

それはなんだろう。


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