落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2015年10月7日水曜日

全力で応援するぞ


イヌはどうしてあんなにもカワイイのだろう。
ネコはどうしてあんなにもカワイイのだろう。

様々な理由があると思うが、イヌにもネコにも、何をされても落胆することはないことが理由の一つではないかと思う。

イヌやネコは、舐められても、オシッコをされても、ひっかかれても、かまれても、寛容になれる存在だからではないかと思う。
したがって、カワイイという気持ちは寛容の中から湧いてくるように思う。

寛容のないところに、嫌悪、怨恨、侮蔑といった気持ちが湧いてくる。

落胆からそれらは湧いてくる。
落胆は期待から生まれてくるもの。
つまり、
落胆がないところに寛容があるならば、
期待のないところに寛容があるということ。
なるほど
期待が大きければ大きいほど落胆も大きいもの。
落胆が大きければ大きいほど寛容できない気持ちも大きい。

男なら誰でも一度は「あいつが勝手に逃げてったんだよ」と思うことがある。
その時、男は落胆に心身共に弱る。
まさに期待が生んだ悲劇だ。

当たり前だが、期待しなければ落胆もない。
しかも期待しなければ寛容になり、さらには、カワイイという気持ちに自らが快くなる。

ラグビーワールドカップの予選もアメリカ戦を残すだけとなった。
これまでの彼らの努力を賞賛し、結果を期待しないで全力で応援しよう。


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