落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2021年1月31日日曜日

【 落語の雑則 20】 ダレたら高い声で驚く


せせらぎ

あまだれ

さざなみ

交響曲の第二楽章


強弱の少ない音は

ダレる

気持ちよく

眠くなる


客の顔が

モヤってきたら

話はダレてる


そんな時は

驚く場面で

精一杯高い声を出そう


これは

特効薬

用量・1高座に1回

何度も使える手ではない


特効薬は対症療法

これでは

いつまで経っても

治らない


病因は何かを探ろう

根本治療ができれば

薬はいらない


ダレない話


そんな落語を追求したい


ーーー


「落語は寝たっていいんです。だってマクラがあるんですから。」なんて聴きますが、よくないと思います。それは寝ることでは楽しんだ実感が持てないからです。意識で楽しんでもらって落語といえるのではないかと。強く言えばお客が寝てたらそれは落語では無く子守唄じゃないかと、、、心底反省しています。






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