笑いの無いところで
笑えば
冷ややかな笑いと共に
お客は離れるだろう
笑える話は
話しているうち
おかしくなるが
自分から
笑ってはいけない
演者の立場を忘れない
照れ隠しでも
笑ってはいけない
場内に笑いの無い中で
自ら笑顔は作らない
では何時
笑顔を見せるのか
それは
お客が笑ったら
笑いの中で
追いかけるように
笑顔を見せる
笑いの中ならば
柔らかな表情が
笑いの追い風になる
お客が笑いだしたら
照れ笑いもいい
笑顔は
場内を柔らかくするために使う
自分が楽しくなるためでは無い
表情も所作
だから
話に遅れて動く
まず情報があって
そして
動きを見せる
言葉で場内に笑いが生まれ
笑顔で次の笑いが生まれる
さざ波のように
笑いが打ち寄せてくる
そんな落語を追究したい
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