落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2009年7月6日月曜日

歩く

師匠は
「ぁーあ、 えれぇことんなったなぁ
とうとうこうやって
てめぇの首うってぇ
あるくはめんなっちゃったよ」

といいながら、
体を前後に
軽く動かして
歩いていることを
表しているんです

これが
普通歩くように
肩が右、左と
交互に出ません
ましてや
上下に動きません

これは
北京オリンピック
男子4x100mリレーで
銅メダルの
末續慎吾が
「ナンバ走りの動きを
意識して走った」
と語った
その
ナンバの歩法だと
考えると

しっくりきます。

きっと師匠は
走ったら速い

んじゃないかなぁ

そうなんです
昔の人は
手と足が
一緒に
前に出ていたんです

相撲の鉄砲も、
片側の腕、腰、足を
合わせて動かします

実際
坂道や階段を
上るときに
こうすると
確かに
上りやすいんです

膝を上げず前へ出す
ため、
上下動も少なくなります

うーん、
歩き方まで
江戸文化だったとは

東京文化じゃ
どうでしようねぇ

いろいろでしょうけどね

東京ドームでは
走っちゃいけませんよ

みんな柱ないんです

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