「ちよっと、解説、そこでしゃべらない」
全英オープン予選第一日目、
石川遼と、終始にこやかに単独トップに立つ60歳のトムワトソンに惹かれてとうとう、最後までテレビを見てしまって4時前。
石川遼がBBCのインタビューを受けている姿を見て、誇らしく思ったり、「英会話もちゃんとやんなきゃ」と反省したり。
「水神」以来、めずらしく楽しめたテレビだったが、なんだ、あの解説は。隣にアナウンサーもディレクターももう一人の解説も居るのに、どうして誰も教えてやらねぇんだ、「ショットに入ったら黙れ」って。
クワイエットって札まで出して、周りは息を殺して見守ってるんだぞ、ましてや、7番の石川遼のバーディーパットはこの日の勝負所、それをボールがカップに落ちるまでしゃべり続けるたぁなんだいったい。また、そのいいっぷりが偉そうなんだなぁ。ま、誰も言ってあげられないのも、あれじゃあ無理ないかな。
ゴルフはプロでしょうけど、解説はプロじゃないな。プロならまず、お客はどう聞いているのかと、お客の側から考えなきゃいけないよ。言いたいことだけ言ってるんじゃ、ただ解説してるだけですよ。
アドレスに入ってショットする前のクラブヘッドが一瞬止まるそのとき、これは落語の間と同じですね。
それまでの一連の流れをきもちよく見ていて、そして、ぴたっと止まる。見ている方は、次に起きる情景を期待する。
「いいリズムでやれたので」とは石川遼の試合後の言葉です。
間はリズムを作るんですね。でも、それも、そこまでが一連の流れとして気持ちよくいかないといけない。
すると、間の後は、ゴルフでも落語でもナイスショットになるんだなぁ。
ゴルフと落語は似てますね。
最後はカップに落とすんです。
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