落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2009年7月27日月曜日

アタシ

よく耳にすることだけど、

私にはこいつが居るんだよ
そのこいつが居無くなると
私にはなんにも無くなる

私には会社があるんだよ
その会社が無くなると
私にはなんにも無くなる

私には金があるんだよ
その金が無くなると
私にはなんにも無くなる

そんなことではいけませんね。

私にとって
無くならないものって、何だろう。
それは「アタシ」かな。

私には「アタシ」がある。

ここで、私は今の私だけど、
「アタシ」は
これから成ろうとしている「アタシ」。
こいつぁ、おいそれとは無くならない。

私には「アタシ」がある。
「アタシ」が無くならないんだから、
この先、
なんにも無くなることはないんだ。

よかったぁ。

「アタシ」の姿がはっきり見えると、
おやおや、
「アタシ」と私との距離が見えてくる。

あぁ、けっこうあるなぁ。

そうか、
その「アタシ」との距離を
縮めるためにすることが、
今、私がすることなんだな。

てわけで、
ぇと、
「商売となりますと、
これがなかなかたいへんで、・・・」

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