落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2009年7月26日日曜日

末裔

島倉千代子「東京だょおっ母さん」

久しぶりに手をひいて
親子で歩けるうれしさに
小さい頃が
浮かんで来ますよおっ母さん
ここが ここが 
二重橋
記念の写真をとりましょね

やさしかった兄さんが
田舎の話を聞きたいと
桜の下で
さぞかし待つだろおっ母さん
あれが あれが 
九段坂
逢ったら泣くでしょ兄さんも

さあさ着いた着きました
達者で永生きするように
お参りしましょよ
観音様ですおっ母さん
ここが ここが 
浅草よお祭りみたいに賑かね

「もう戦後は終わった」と言われた
昭和30年生まれの私でも、
この声に触れると
目頭が熱くなります。

「田能久」で久兵衛さんが
おっ母さんの無事を祈るあまり、
ウワバミに会ってしまうのも
無理からぬ事ですね。

「魂」というものがあるとしたなら、
きっと、先人達はなんとか
その「魂」を伝えようとしたんでしょうね。
それが今、
「落語」とかとかの形になって
伝わっているのかなぁ、
なんて思うんですよ。

この唄
涼やかな春風と
これまでへの感謝と
これからへの希望とを
たおやかな声に乗せて
私の心に届けます。

「田能久」に込められている
先人達の思いに心を向けるとき、
自分がそんな「いい人達」の
末裔なんだなぁと思えて、
ひとしきり笑みが零れちゃいます。

万が一、間違って、
自分の噺で
そんな「笑み」が生まれたら、
なんてね。
そしたら、お祝いに
箱根湯本に温泉旅行にでも
いっちゃおうかな。
もちろん列車は、
「田能久ロマンスカー」で。

2 件のコメント:

  1. 「田能久デパート」

    島倉千代子 「東京だよおっ母さん」
    いゃ~、久し振りに聞いたねぇ。
    昭和30年代、この頃は人の心をぐっと摑む、
    そしてわかり易い。そんな歌が多かった貴重な時代。

    しかし、ホウセンカの花言葉には驚いたねぇ。
    「私に触らないで」あぁ、はじけてしまうから。。。
    こんなにも女性を連想させるお花が他にあるかい?
    ここには、現代女性が忘れ去った恥じらいとゆう物が凝縮されているんじゃねぇのかい?
    あたしはそう思ったね。
    「やめて、恥ずかしいの」
    こんな娘、今となっては国宝級です。
    イヤもイヤも好きのうちってぇ言葉もありますが、
    なに?小判が苦手だってぇ?
    いいよいいよ。こんな娘だったらあげちゃうよぉ~。

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  2. いつもコメント
    ありがとうございます。

    「恥じらい」の
    「恥」という字は
    「耳」に「心」が出る
    と書きますね。
    恥ずかしくて
    耳が赤くなるということ
    なのでしょうね。

    コスメが上達したので、
    恥じらってるのかと思えば、
    チークにハイライトを
    掛け過ぎているだけ
    なんてことに。

    ドキドキしているのは
    こっちだけ、
    そんな仮面の奥では、
    したたかな舌が出ている
    ってのはね。

    いつまでも幼さを
    大切にしてほしいなぁ。

    いつまでもコムスメで、
    上達しないでいてほしいです。

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