落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2009年7月13日月曜日

みがし

「それわぁわかっておる
ん、事によると、
殿がお買い上げになるかもしれん」
「ぁ、こちらの 殿様がぁ」
「みがしに ついてきなさい」

この三太夫さんの「みがし」って
なんだろう。
「それがし」は時代劇で幾度となく聞いた
ことがあるんだけど、
で、調べてみました。
「何某」で「なにがし」、
「御」は尊敬すべき人に属するもの
であることを示して、
尊敬の意を添える。 「御子」「御心」「御手」というふうに
使います。

というわけで、
そこらの侍とは違うんだぞ、
自分は殿様に仕える身だぞ、
で「御某」(みがし)かと。

するとあたしも、
「御本当」(みほんとう)というわけで、
どうです、切れ味、良さそうでしょ。

2 件のコメント:

  1. え~、
    みがしね。 みがし。
    「みほんとう」 の切れ味は置いときまして 笑
    わからない事を調べるってぇのは、良いこと。
    日本人に生まれながら、こうね、時代がちーと違うだけで
    こんなにもわからねぇ言葉があるってゆうね。。。
    こんなんじゃ、さっきまで笑ってた可愛いオネェちゃんが、首を傾け眉間にシワ寄せちゃうのも無理のねぇ話だなぁ。
    え~、うなぎ 土用のうなぎ
    なんてぇ言葉を良く聞く時期になりまして。
    しかしなぁ、本当のうなぎの旬は6月、10月だってゆう話だよぉ。
    うん、夏のうなぎは身が細くて美味く無ぇってんだなぁ。
    この身の細いうなぎを、かの平賀源内先生がもっと食べてもらわにゃあ~、と考案した苦肉の策だってんだなぁ。
    いやぁなぁ、この話はわざわざと調べたわけじゃなくて
    たまたま、小耳には挟んだだけで真意はどうだか
    てなぁ話だけどな。
    まぁ、人間長~く生きてるとつい何でも知ってる
    つもりになっちまうけどなぁ。
    まだまだ、知らない事も沢山あるみてぇ事だなぁ。。。

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  2. 芝居主さん、コメントありがとうございます。

    今朝になって、
    「みども」ってのがあるなぁ、と。

    こっちは「身共」でして、
    対等、またはそれ以下の者に対しての
    改まった感じの一人称、人代名詞。

    これは似てるけど違いますね。

    ええ、ウナギにいい季節になりました。
    今日、早くも梅雨明けです。
    太鼓持ちの一八じゃなくても、
    うなをゴチになりたいですね。

    三島の「うなよし」の
    並うなぎ丼2,100円(税込)
    これがうないそうで。

    食べに行きたいものです。
    一八さんを誘ってみますか。

    「一八、鰻なんてぇどうだい」
    「ぇえっ、いいですねぇ、うな、ね、
    なんてったって
    江戸っ子はうなですよ。
    さすが、お目の付け所がちがいますねぇ。」
    「じゃ、三島のうなよし、いくか。」
    「ぅわっ、えぇ、行きましょうよ、
    行きますよ、ねぇ、
    こりゃぁ、大変だ。
    どっと繰り出しましょうよ。」
    「でも、めんどくさいからやめようか。」
    「そうですよ、やめましょうよ。」

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