落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2009年8月18日火曜日

獣医師

受験勉強を真剣にやったのは
26歳で歯学部に入るまでの
3年間です。
その1年目、無謀にも受験しまして、
全滅。
2年目、やはり偏差値も上がらず
全滅。
3年目、やっと上がってきまして、
いい感じ。
今年は合格と思うとゆとりでしょうか、
獣医学部の内容を調べていました。

そこで驚いたのは、
人社会のための動物管理者としての
獣医師となる教育です。
そこには、あたかも
米陸軍のブートキャンプのような、
目を覆いたくなるような事への
免疫作りという一面がありました。

もちろん、動物管理業務という
忌まわしい仕事に就かなければ
いいじゃないかと、
思ったこともありましたが、
そんな訓練まがいのことを大学で
経験したくはなかったのです。

そう、獣医師には
動物を助ける仕事ばかりではなく、
助けない仕事でもあるのです。

今でも、私はその規範を
キチンとお話しすることができません。
自分の中には矛盾だらけの
自己正当化の山があるのです。
だから正直、どう考えたらいいのか
分かりませんでした。
ただ「助けないことはしたくない」
という思いだけでした。

受験勉強する前はなにしてたのかって。
それは次回に。

今日の創作都々逸#14
♪いやなできごと なかなか消えぬ
きもちいいこと すぐ消える

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