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単純な方法とは
客席に正対して配置する
と言うことです。
今日は
分かりやすい配置と
作るべき空間の形について考えます。
人物の配置では
背を向けた配置も
可能かもしれません。
「もう半分」で
後ろを向いてから
ふり返って
「もう半分」と言うのも
いい演出かもしれません。
かなりコワイと思います。
しかし、「明烏」のこの場面では
テンポの点から無理でしょう。
頭と目の動きで対象の位置を
表現しなければならないのですから、
分かりやすさということでは、
横並びが一番分かりやすいのですが、
それでは、空間の広がりとして弱くなります。
映画でも舞台でも、広がりは
情感に大きく作用します。
そこで、最も広く空間をとろうとしたとき、
客席全体を含めて舞台空間とするような
演出が必要でしょう。
そこで、正対しながらも、
客席の向こうに広がるような
配置を考えます。
すると
写真①より②の配置が
いい表現と言えるのではないでしょうか。
では具体的に
カミシモを切るときに
どう考えたらいいのでしょう。
「おばさん」の動きに注目して、
考えてみるのは
明日にしますね。
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