2012年1月7日土曜日
「タイムマシンにお願い」と歌っていたのはサディスティックミカバンド
「懐かしいあの人に人ごみの中で逢った」と、荒井由美が歌う。「降り出した雨に追いかけられて急いで行くのよ」、そしてバスのクラクションが響く、「振り返る大通り、あの人に見えるように、混んだバスの曇った窓に書く、大きくグッドラックアンドグッバイ」
砂時計の砂はただ落ちて行くだけ。時は砂粒の一粒一粒のように、落ちては確実に積み上がって山となる。もう、たくさんの砂粒が山となって積み上がっている。そしてもう、その山を動かすことはできない。
砂時計をひっくり返せたら、どんなに素晴らしいだろう。だけど、こいつは一回限りの砂時計。
秒針見ながらお茶を飲んでいると、時間てのは、意外とゆったりしていることに気がつく。時間はけっこうたっぷりとあるんだなぁと、お茶のいい香りとで、ホッとする。
砂時計も落ちる一粒一粒に触れれば、ホッと笑みがこぼれる。
まだ見ぬ砂粒たちより、落ちてしまった砂粒たちより、今この手に触れている砂粒こそ、笑みがこぼれるその一粒一粒が幸福という砂粒。
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