落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2012年1月12日木曜日

夢は忘れても夢を見たことは憶えている


月明かりはかなり明るい。明かりを消して見るガラス越しの満月、いや今日は月齢18日、ちょっと陰っているがクリーム色の月だ。

今夜はことさら寒い。冷たそうな風の音が聞こえる。
青白い月明かり、空にはクリーム色の月。

いつでも空にある月なのに、こうやって見ようと思うことは少ない。いつもなにかやらなきゃと。月を見ていると、そんな、慌てなくてもいい自分の慌てぶりに気が付く。

それなのに、次の瞬間には、「カーテンを閉めないと風邪を引くかな」と、すぐにそんな慌て虫が動き出す。

いやいや、たまにはじっと月を見てみよう。

すると、月は動物の目のように、見つめるこの目をじっと見つめ返してくる。
「それでいいのか」と言うかのように。

でも、そこでいつも考えることを止めてしまう。
答えは出さない。
そして、何かを見つけて笑いだす。

逃げるための笑い。
考えると、ボクの笑いのかなりの部分はそんな笑いだ。

けれどそうやって逃げ続けてきたから、今、
なんとかこうやって月を見ていられるのだろう。

月明かりは辺りを白く照らす。漂白するように白く照らす。
何かを答えなくても、月明かりはそれらを白く飛ばしてくれるようだ。

ああ、だんだん眠くなってきた。

明日の朝には白い自分に戻っていたいな。


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