落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2012年1月2日月曜日

ドンドン

初夢はエアコンの取り付け工事の夢だった。出入りの電気屋さんと現場監督さんが父の家の2台のエアコン工事をしている。

一台目は居間のエアコン、窓にはめ込む形のモノで、監督さんがこれでいいかとボクに聞く、見ると、その部屋は7、8階はあるだろう高さの角部屋で、窓外には新宿御苑のような緑の森が広がっているのだが、その景色を窓に張り出したエアコンが邪魔をしている。 

おやおやと思いつつ、二台目を見ると、それはキッチンに壁付けで、普通に非常階段に室外機を取り付けたモノだ。「ここに室外機を置けるんなら、居間のモノもそうしてよ」と言うと、監督さんは「でもね、今ドンドンが高くってね、居間からココまで引くと大変なんですよ」と言う。 

「ん、ドンドンって何」、「あぁ、冷媒管の事ですよ」、「うーん、銅だからか、どのくらい高くなったの」、「まぁ、倍くらいですかね」といったところで目が覚めた。  

「ドンドン」が冷媒管の現場用語だったかな、いや、聞いたことないけど、忘れただけかな、などと思いつつ、ネットや手持ちの建築現場用語辞典でしらべてもそんな言葉はない。どうやら夢の中だけの現場用語らしい。

でも、冷媒管はドンドン延ばして敷設するモノだから、良く出来ているなぁと、感心して、笑っちゃった。  

夢で笑えるなんてなかなか無いよね。  

アランは「幸福論」で「幸福だから笑うワケではない、笑うから幸福なのだ」と言っているけど、そう考えると、今年の初夢は福が授かる夢だったね。



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