落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2014年11月6日木曜日

落語研究10 居残り左平次10 第三分析2

【場面】
①白壁町の掛け茶屋
三人はナカ(吉原)の馴染みに会いに行くモノとばかり思って、一張羅の着物に帯と支度して左平次に会いに来る訳。
・三人は『吉原に行こう』。
・左平次は『品川に行こう』。

②二階座敷、その夜
・三人は『馬を連れてでも兄貴と一緒に帰ろう』。
・左平次は『三人を早くに帰して居残ろう』。

③二階座敷、翌朝、午後3時半、翌々朝
・若い衆は『勘定を済ます』。
・左平次は『勘定を延ばす』。

④良しさんと布団部屋へ
・良しさんは『勘定を済ます』。
・左平次は『居残りを納得させる』。

⑤勝っつあんの座敷
・勝っつあんは『見世に文句を言いたい、その後、もっと左平次に持ち上げて貰いたい』。
・霞は『とっとと邪魔な佐平次を追い出したい』。
・左平次は『機嫌をとりたい』。

⑥一階奥座敷、旦那の部屋、御内証
旦那は左平次のことを「如才なく居残りを続けるとはただ者ではないな、若い衆として働いてもらってもいいぐらいだが、それでは見世の連中にケジメがつかない」と思っている。
・旦那は『穏便に左平次に帰って貰う』。
・左平次は『路銀と着物を頂く』。

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