落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2014年11月12日水曜日

落語研究12 居残り左平次12 左平次の意識2

④いよいよ旦那というボスキャラとの対決だ。旦那にしんみり語られた後、渡世人の体を作るが、実は少なからず旦那の気持ちに感動し、感謝に礼を返し、失礼と迷惑の数々を詫びるが、本来の目的を思い返し、首を振って自らを律して、旦那を欺す。

⑤外に出て、安堵し、思わず唄が出る。

⑥若い衆に世話になったと礼をする。
若い衆に「あんたの仕事、ちょいとまねさせて貰ったが、見た目と違ってきつい仕事だな。うん、よく頑張って偉いよ。まあ、おれもこれから頑張るから、お前さんも体に気をつけてな。」

「いのさんこそ。おっと、そういえばいのさん、旦那が捕まらないようにって心配してたぜ。手配されてるんだってな。そういや、お前さん、ほんとあ、なんて言うんだい。なんて名で手配されてんだい。」

「名前かい、そうさねえ、左平次とでも呼んでくれ。でも、手配はされてねぇんだよ。そうかい、旦那がねぇ。しんぺえしてくれてるたぁ、ありがてえ。いやぁ、旦那に言ってくれ、あれは全部嘘だってな、おらあ盗みなんかはやってねぇ、わりいが、ああ言ったのもみんな仕事なんだってな。オレの仕事は盗みじゃなくって、『いのこり』なんだよ。これが仕事さ。いや、嘘をついたなあ悪かったが、ほんと助かったんだ。ただな、旦那にぁ申し訳ねぇと思ってる。倅のように目をかけてくれたもんなぁ。感謝してるぜ、言ってくれ、かならずこの恩は、いつか戻って、きっちり返させて貰うってな、それじゃな、あばよ。」


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