「長短」という落語があります。
長いも短いも、見方によって人それぞれです。どこから見ているかで、そのどこから見ているかが人によって違うことがあるわけです。
「最近どんな様子」と聞いたときに「普通」と言われたことがあります。まあ、翻訳すると「べつに話したくないから」ということでしょうが、「いや、なんかあるだろう」と思いますが、もしかしたら本当に普通だったのかもしれません。まあ、この「普通」が人それぞれと言うわけです。
アメリカの民間調査機関Pew Research Centerが2014年12月に発表した調査結果「Who’s having a ‘good’ or ‘bad’ day around the world」によると今日は良い日だったと答えた日本人は8%で38ヵ国中最下位、普通の日が89%、悪い日が2%です。
これを「日本人は幸福感がない、楽観的では無い」とする見方があるようですが、そうでしょうか。日本人の大半が「普通の日」だったと答えていることに、日本人の「普通」と感じる幅が大きいと考えてもいいような気がします。
良いことも悪いことも、ひっくるめて「普通だよ」と考えることが日本人の特性かもしれません。この調査結果は、世界で一番「平穏を愛している国」が日本だと示していると思います。
最近よく太ったと言われますが、日本人のボクにとっては「普通」です。
「普通」って、話したくないから、ってことばかりではないと思うんですよね。信頼しているからこそ、相手に心配をかけたくない、かといって弱音は吐きたいけど吐けない、自分の場合に置き換えると、「普通」はそれ以下の状態の時かな。今日の朝刊にたまたま寮生活をしている息子にうっかりかけてしまった電話で「どうしてる?」と母、「ふつう」と息子、という親子の会話が載っているコラムを目にしたもので、このblogのことを思い出しました。・・・こんなこと書きながら、学生時代、親から「テストどうだった?」と聞かれると「ふ!つ‼う‼!」と答えていたものです。すると父は「ふつうが一番だ!わっはっはっΨ( ̄∇ ̄)Ψ」と言ってくれていました。これはまさしく「聞いてくれるな、おとっつぁん」(´▽`;)ゞ
返信削除嬉しいな❗️仲間を見つけた気分です❗️コメントありがとう❗️
返信削除なるほど、仰る通り、
「普通」には「不通」(相手にされない)ばかりじゃなくて「不痛」(悪く無い、程良い)という意味もありました。
「痛い」モノは普通じゃ無いモノです。
普通じゃ無いモノがブランドになります。
そうか、だからミラノはブランドの街なんだなぁ。
だって、「痛リ」だものね。