落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2021年2月12日金曜日

【 落語の雑則 32】 細か過ぎていい

二つの言葉を思い出す


一つは放送大学

特別講義の

ある詩人のインタビューで


「詩とは出来るだけ詳細に

事実を伝えることです」


もう一つは

ディズニーランドの

ドキュメンタリーで

パレードのメンバーに

振り付け指導している先生が


「笑顔はね、

自分でおかしいんじゃないかと

思っちゃうくらいで

やっと伝わるものなんです」


落語は

様々な制約の中で

情動を状況で伝えるもの


その工夫は

詩と同じではないか

その工夫は

振り付けと同じではないか


細かな描写が

お客の中に残り

いつか微笑みを生む


そんな落語を追求したい






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