落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2009年8月1日土曜日



「たがや」
御正 伸 (みしょうしん)画 
文芸春秋デラックス11月号(文芸春秋社)より。
落語の題材から取って描かれた両国花火の様子。
1914年生まれ、1981年没。
挿絵や本の装丁で昭和30年~昭和40年代の第一人者 。
日本の夏、花火です。ヒュ、ヒュゥゥゥゥパアッ、、、ドドーンパアッ、、、ドドーンパリパリパリパリ
(↑をクリックしてお楽しみください)
ところで、いがいにも、花火大会で
外国ものの花火が
よく使われていることを
ご存じですか。
もちろんユニクロじゃないですが、
外国製はふつうにあるそうです。
製造ではなくて、
デザインが外国の物なんです。
ほら、あの百合の花のように開くのとか、
パッパッパッパッと
つづけざまに開くのとかです。
日本の花火と外国の花火との
大きな違いは
その「花火玉」の形状だそうです。
日本のは、ご存じ、「玉」の球形ですが、
外国、とりわけ西洋のは
円筒形なんですね。
同じ筒から発射するんなら、
円筒形の方が火薬が多く入る
ということもあるそうですが。
丸にこだわる日本の花火。
日の丸、大福、五百円
みんな丸いです。
ピーマン、キャベツ、ナシ、スイカ
どれも、外国の原産地では
丸くなかったものたちです。

そうです。丸いのが好きなんですね。
たが屋の「たが」も
輪っかですから丸いんですね。
この「丸好き」の秘密、
ちょいと今夜だけではわかりません。
いえ、わかっているのです、
心の中では確信しています。
けれどそれを正確に伝えられない、
もどかしいです。

角があるものは、
空間のほかのものとの関係で
歪みを生みやすいんです。
額がまがっているようなものです。
これが丸いと
歪みが生じにくいのでしょう。

丸顔だからって、
一緒にいてもカチンとこない
ような気がするなんて
思っているととんでもないことに
なったりすることもないとは
いえません、なんて、
こりゃいったいなんなんだと、ね。

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