落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2009年8月25日火曜日

山茶花咲いた

紀伊国屋寄席に行きました。
師匠がトリです。
湯呑みが置かれ、
メクリが返され、
出囃子が鳴り始め、
師匠の姿とともに、
拍手が湧きます。

ちょっとだけ勇気を出して、
「まってました」とやっちゃいました。
すると、礼のあと、
師匠は
「待ってましたと言われると・・・」と、
きちんと拾ってくれました。
もう、これだけで充分。
替り目の大将じゃないけど、
「ありがてぇなあ、ありがてえ」と
いい気分でした。

そのうえ、テレビでは何度か聞いていた
師匠のカラスが、まさかの登場です。
初めて聞いた生カラスは、
やはりテレビとは違って
場内の隅まで響いていました。

さらには「山茶花咲いた」が
師匠自身の創作落語と知って
感服しました。

桂才紫さんの「豆屋」、
遅れてしまって、
終わり近くからしか
聞けなかったのですが、
歯切れよし、テンポよし、声量よしで、
すっきりとした出来栄えに思えました。
退場の時に、
軽く客席に笑顔を見せてくれるあたりが
何ともいい感じでした。

紅巣亭まど音さんが
粋な和服姿でお近くでした。
せっかくの楽屋への
お誘いだったんですが、
今日に限って仕事が立て込んでいて
9時30分には戻らねばならず、
思いを残して帰りました。

今日の創作都々逸#20
♪よせよよせよせ よそみはおよし
よそのひとほど よくみえる

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