落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2010年1月8日金曜日

高座という舞台の3

落語は浸るもの、なのかもしれません。
それは、風呂というより、旅行に近いもの、それも、初めての町や、島といった未知の環境に浸っている感覚でしょう。
それをお客さんと一緒に味わうのが落語なのかもしれません。
そのためには、味わえる環境を構築しなければ。
前回の「目を通して表現していく」という手段は、旅行で、新しく経験したり、見たりしたことを再生するのに、感動をも含めて再生するということでしょう。浸る為の環境作りには、お客さんと一緒になって、その周りに、気持ちの壁を一枚一枚建てていく作業が必要なのだと思います。
この気持ちの壁が現実を遮断してくれれば素晴らしい落語です。

ではこの気持ちの壁を建てるにはどうしたらいいのでしょうか。それが「目を通して表現していく」過程の中で何処に建てていったらより効果的なのでしょうか。
よかったら、是非ご一緒に、そんな旅に出かけませんか。

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