落語草 (千一亭志ん諒 落語ブログ)

2010年8月25日水曜日

鰻の幇間 2



奴だこさんです。「ひょっとこそば」を熱演中です。いよいよこれからソバを食べるところです。

NHK 「美の壺」 168 「浅草」

悠玄亭玉八さんが幇間とは、と語ってくれました。

また、櫻川七助さんのインタビューも楽しく読みました。

幇間の了見になるのはなかなか、と思いました。 



2010年8月24日火曜日

鰻の幇間 1


有楽さんです。「青菜」の熱演です。御酒を勧めているところです。

「鰻の幇間」で一八が酒の味にお愛想するときに、
「これでね、甘くないってえと、これより、の酒はありませんよ」
と言うのですが、このなかで「の酒」と「の」の前を省略します。

「船徳」では、「親方からそいってもらいたいんだよ、いや・・・」と
これから言うことを「そいって」と先に言います。

どちらも、聞いている方には「あれっ」とちょっと引っかかって聞こえます。
それがネライなのかもしれませんが、その効果がチャント出ています。
またもや志ん朝さんの素晴らしさを実感いたしました。

2010年8月22日日曜日

千駄ヶ谷落語会


金とんさんです。
遅ればせながら、今回の落語会を「第一回千駄ヶ谷落語会」と名付けました。
これから、メンバーのみなさんと相談して定期的に開催したいと思います。

今日は、「船徳」を2回さらいました。
反省点をひとつひとつ確認しながら、落ち着いてやってみると、
再び高座でやりたくなります。
ですが、次なる目標にも進もうと思いまして、
「鰻の幇間」に取りかかりました。
9月の稽古会には持って行けるようにしたいと思います。

2010年8月21日土曜日

会場、千一亭

 
 
 
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 片付ける前に撮っておきました。
めくりと台は杉で作りました。
両国亭は最前列が畳で座布団でしたが、
かなり見上げる形になって見づらかったので、
ソファーを前に持ってきました。
高座直下ですが、プラネリウムのような姿勢で、
なかなか楽ちんでした。


2010年8月20日金曜日

花火の落語会無事終了

37名様にご来場頂きました。
八叟さんのまくらで、
「いくらお義理とはいえ、この猛暑の中をですよ、
千駄ヶ谷くんだりまで・・・」
お運び頂きまして、ほんとうにありがとうございました。
また、アンケートには温かい励ましのお言葉を沢山いただきました。
出演者一同、何度も読み返しております。
花火も楽しく、よい一日になりました。
たくさんの穴子寿司、うさぎ屋のどら焼き、鹿児島の薩摩揚げ、塩アメ、美味しいパン、
山のようなビール、ワイン、シャンパン、よく冷えたお茶、坂角のエビ煎餅やたくさんのお煎餅、
さらには現金で5千円のご寄付を頂きました。
有り難く、お客様とみんなでいただきました。お金は、次回のご案内等の郵送や、設備の充実に当てさせていただきます。
そして、大きな拍手とたくさんの笑顔、
温かいお気持ちを皆様、ほんとうにありがとうございました。

2010年8月19日木曜日

やっと大道具が揃いました

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柳家小三治さんっぽく言えば、
「どうです、見て下さいよ、ね、
ちょっとみ、国立劇場の落語研究会の高座じゃないですか」
手作りのめくりとぼんぼりの台です。思いの外の出来栄えでよかったです。

ソデからの間仕切りの暗幕の横によしずを下げました。
両国亭で学習したモノで、客席がよく見えます。

そのよしずの向こう側がコレです。
右端には姿見を取り付けました。
イスはドラム用のです。
その向こうが出演者用の荷物棚。
そして太鼓です。といってもドラムですが。
本番でうまく叩けますでしょうか。
さてさて、仕度に追われて、肝心の「船徳」の稽古が出来ませんでした。
夢の中で、志ん朝さんに稽古をつけてもらいましょう。
といっても、夢にもし志ん朝さんが出てきても、
「はははは、なぁにをいってんですか、あーたね、明日なんだから、諦めなさいよ、
あーたは、あーたでいいんですよ、そのまんまでおやんなさい」って言われちゃいそうですけど、
ささ、明日のために眠ることにします。
それでは、おやすみなさい。

2010年8月18日水曜日

アンケート用紙

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もう一度クリックするとさらに拡大します。

アンケートを作りました。
応援して下さる方が一人でも増えればとの願いが伝わればいいなあと思っています。
アスクルでボール紙が100枚、明日来ます。
アンケートの台紙に。そして、東急ハンズでペグシル(ゴルフで使うエンピツ)を買ってきます。
台紙にアンケート用紙をクリップでとめて、ペグシルを挟んで渡します。
さあ、後一日です。よく眠っておくことにします。おやすみなさい。

2010年8月17日火曜日

チケットとプログラム


チケットを作りました。先日のさん喬さんの独演会のチケットのデザインのままですが、
名刺サイズです。ミシン目も入れました。これを座席の数だけ作り、19日に前売りならぬ前配布したいと思います。


プログラムも出来ました。両面に印刷して二つに折ります。
あとはアンケート用紙と箱、あ、鉛筆も買っておかなくっちゃ。
今日棚板を買ってきたので、明日はいよいよ「ぼんぼり」の台を製作します。

2010年8月16日月曜日

高座が出来ました

有楽さんから電話をいただきまして、
設営を助けていただきました。
ブロックを積んだり、高座をその上に乗せたりは、
一人では難しい仕事でしたから、
本当に助かりました。
ありがとうございました。
よしず囲いもバッチリ出来上がり、
ぼんぼりの台とめくりを作れば完成です。
照明も有楽さんをモデルに、
色々と試して、かなり明るい、いい顔色になりました。
それでは、プログラムの作成というわけですが、
どんな感じにしようか、
一晩寝ながら考えてみます。

2010年8月15日日曜日

太鼓をやってみようかと

ドラムをかたづけているときに、
そうだ、寄席の太鼓を叩いてみようかと
さっそくCDの音に合わせて、
1番太鼓、2番太鼓、中入りの太鼓、追い出しの太鼓の練習をしました。

太鼓にはタムタムという写真の
大きな太鼓の上に乗っかっている3つの太鼓のうち、
両端の二つがちょうど良い音でした。

他にやることがいっぱいあるのにやってしまいました。鎖骨がちょっといたいかも。

2010年8月13日金曜日

8月19日は旧暦の7月10日

クリックすると拡大しますが、
それをさらにクリックするとさらに拡大します
「船徳」で描かれる4万6千日は旧暦の7月10日、
ななんと、今年は8月19日がその日、
そして落語会の日なんです。
この日ぐらい「船徳」に相応しい日はありません。
若旦那の徳さんの活躍が楽しみです。

ブロックを買いました

コンクリートブロックを38個買いました。
高座を20センチ高くするためです。
思いのほか汚れていまして、
デッキブラシでゴシゴシ、
19日の落語会の準備です。

演者の顎に影が出来るので、
アッパーライトをと思ったのですが、
なかなか思うようにいかず、
そこで「ぼんぼり」のように横から
照明を当てることにしました。
その台を工作しようと思います。
ついでに新しいめくり台も。

マイクを用意しました。
PrimoのPC-30です。
国立劇場での東京落語会のものと同じモノです。
座布団は浅草演芸場と同じモノですし、
高座は畳ですから、後ろに屏風はないものの、
そこだけ写真に撮れば国立劇場の東京落語会気分です。

高座の下をよしず囲いにしようと思って用意したのですが、
うまくいくでしょうか。

イスの下に荷物を置けるように、カゴを60個買いました。
イス60席+ソファ9席+ベンチ6席ですが、
ソファとベンチには荷物棚を用意しようと思っています。
楽屋にも荷物棚と姿見を置きます。

後はプログラムとアンケートを作って。

あ、そうだ、絵本が、
えーと、私、絵本を連載することになりまして、
「まこと先生のおはなしコラム」というものの中で、
「ネムネムとネンネ」というお話を書いています。
右上のバナーから行けますが、
携帯からでも
パソコンからでも
www.kodomoflash.com
です。
登録しないと全部読めないんですが、
登録は無料です。
このブログともども、
よろしくお願いいたします。

八叟さんが麦茶を送ってくれました。
おかげで、当日はみなさまに麦茶のサービスができます。
八叟さんはじめ、落語の会の仲間には
いつも色々と配慮していただき、
ほんとうに感謝しています。

そうだ、みんなの出囃子を用意しなくっちゃ。

さて、
12月の落語会のチラシを作りました。
いかがでしょうか。


2010年8月7日土曜日

さん喬さん独演会にいってきます


三晴さんから譲って頂いた貴重なチケットです。
ついでに深川江戸資料館も探訪してきます。
船徳やってくれないかなぁ、と希望しています。

2010年8月4日水曜日

船徳 3 動物園 5

書き込みが滞っていましてすいません。
まずは近況報告です。
7月3日の菅平高原でのラグビーで
右鎖骨を骨折しまして、しばらくラグビーもドラムもできなくなりました。
それだけ落語をやりなさいということなのでしょう。
7月24日、上の写真のように、両国亭の高座に上がりました。
だしものは「動物園」でした。
楽しくできました。
今は「船徳」の稽古をしています。
今日は家でお客に「船徳」をやる時のまくらを考えました。


いっぱいのお運びで有り難く
御礼申し上げます。

初めてお目に掛かるお客様もいらっしゃいます、ね。
わたくし、「志ん諒」と申します。
ここの大家ですが「賃料」ではありません。

大家といえば話のなかでは
長屋の大家さんです。
ですから、話の中じゃここは長屋ですね。

お客さんは長屋に越してきたというわけで、
いま、こうやって集会場に来ているというわけです。

ですから、みなさん、今日の晩ご飯は決まりましたね、
わかりますよね、
そう、ソバです。
あのね、
好きな人と一緒に月見ソバを食べるときはね、
白身は入れないんですよ、
君だけ。

これね、アメリカやヨーロッパには落語みたいな
演芸は無いんです。
漫談はありますよ、
一人芝居もある、
でも落語は無いんです。

不思議でしょ、
考えましたよ、
えー、コウモリみたいにね、
夜も寝ませんよ、
ずーっと考える、
でも昼間はねる。

たどり着いたのが、
世界が違うということです。

落語はね、そのほとんどが、
今の東京の、これまた神田の辺りを中心とする
セマーイ一角の話です。
そのまた三間長屋なんていう、
セマーイセマーイ世界なんです。

そこにたくさんの人がズーット暮らしていた。
ホントに暮らしてたんです、ね。

士農工商というなかで、
貧しいけれど楽しく豊かに暮らしていた。

それはね、みんな仲間だったからなんです。
隣近所がみんな、血の通った温かい仲間なんです、ね。
壁が薄くて、隣の屁に「うるせえ」って文句を言うような、
そんな暮らしでも、温かい仲間だから、楽しい毎日だったんです。
落語の世界とは温かい仲間達の世界です。

ですから、今、ここに、
この長屋に引っ越して、
こうしてここに集まっているみなさんは、
あたしもそうですが、
みんな落語が大好き、

それは、みんな、
そういった温かい仲間達の世界が好き、ね、
心の底に、そんな温かいものが流れているってことです。

あたしがこうやって出てくる、
お客様がお集まりになる、
もう、あたしも、お客様も、お客様同士も
みんな仲間です。

どうぞ、
あとしばらくのシンボウで、
あたしの話も終わりましたら、
そのあとは、
ご近所づきあいです、ね、
仲間です、
どうぞあたしの落語をおかずに、
ワイワイやりましょう。
そしてね、
ココが大事です、
次回も忘れずに聞きに来て下さい、ね。

そりゃそうです、
みなさんはね
長屋の住人なんですから
定期的に、
大家には納めなければなりませんよ、
「賃料」をね。
あ、お金じゃないですよ、
「志ん諒」ですよ、
えっ、もう忘れた、
もう、憶えてね。

ま、
こういった長屋、
今時分のように暑い盛りには、
涼を求めましていろいろと工夫をしました。

うちわ、打ち水、風鈴とね、
でも、一番は川べりに行くことでした。

ことに船はいいですね。
でもこれが、
今でも船は贅沢なモノです。

いろいろな所へ船で行く、
ズーットね、世界中を廻る、
もうこりゃ、
大変贅沢なモノです。

江戸の頃にも
この船遊びというのは
盛んに行われておりまして、
俗に、「チョキでションベン千両」
なんてなことを申します。
これ・・・・・